ハンモックバッグの織り手さんを訪ねて。2024 Mexico Trip

2023.12~2024.1まで約2ヶ月間のメキシコ旅の記録。

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ハンモックバッグの織り手さんに会いに、ララインサール村へ行ってきました。

バッグの製作をまとめてくれているパートナーのドミンガさんと朝7時にサントドミンゴ教会の前で待ち合わせ。


この街でハンモックバッグに出合い、
買い付けをはじめ、NOZZI BAZZARがスタートしました。

教会のまわりにあるアルテサニア市場には
数えきれないほど通っていたけど
こうして教会をまじまじと見ることはなかったな、
と思いながらドミンガさんが来るまでしばらく教会を見ていました。

7時の鐘の音とともに朝のミサがはじまり
礼拝堂から聖歌が聞こえてきました。

「おはよう、寒いね。」と言ってドミンガさんが現れた。

てくてくとタクシー乗り場へ歩き、相乗りの人達を待つ。
ここからララインサールまで車で1時間くらい、ある程度人が集まったら出発。

画像2枚目、霧がかる山道をぐんぐんと登っていく。
サンクリストバルは標高2,000m。さらに高地へ。

30分くらい走り、すこし太陽が見えてきた。
青々とした木々の緑が、一瞬日本の山道を走ってる錯覚になる。
湿気を帯びた山の風景。

ララインサール村に到着。セントロの教会前で織り手さんと待ち合わせ。


各部落の長たちがぞろぞろと集まり、教会に入っていく。朝の集会だろうか。

黒い羊毛のウィピルとリボンがたくさんついた帽子が正装。
ワラチェというレザーサンダル、ネットバッグはこれがオリジナル。
博物館で展示されている衣装は過去のものではなく現役。何人も集った姿は圧巻だった。

織り手さんの家へ歩いて向かう。山間の村なので急な坂道が多い。ここに住んだら足腰が強くなるな、と思う。向こう側の集落はまだ霧ががっていた。



移動中も待ち時間も、私から話かけると答えてくれる、ポツポツとした会話。

私のスペイン語がつたないから、ということもあるけど
静かで控えめな性格はどこかマヤのインディヘナの女性らしいな、と感じる。

車から見えた景色も、ドミンガさんといた時間も
一瞬一瞬を繊細に覚えておきたい、そんな日だった。

 

長くなってしまったので次回につづきます。